質疑応答
3.00 試合の準備
- 1【問】 球審は、試合中何個ぐらいボールを予備に持ったらよいか。
- 【答】 少なくとも、2個のボールを予備に持たなければならない。(3.01e)
- 2【問】 特別継続試合では、中断前にいったん試合から退いた選手は出場できるか。
- 【答】 出場できない。しかし、アマチュア野球では、試合から退いた選手がベースコーチとなることを認めている。(3.03注、4.12c準用、競技に関する連盟特別規則(各大会共通)3)
- 3【問】 打者が死球で倒れ一塁に走れなかった。打順表に記載されている選手の中から代走を出せないか。
- 【答】 原則としては、試合に出場している選手の代走は許されない。しかし、連盟ではコーティシーランナーを認めている。なお、代走は当該走者の前の打順(投手および捕手を除く)の者とする。(3.04原注、競技に関する連盟特別規則(各大会共通)4)
- 4【問】 攻守交代のあと、球審に通告しないで、選手の交代が行われていたのを回の途中で気が付いた。ペナルティはあるか。
- 【答】 ペナルティはない。しかし、監督は選手の交代があった場合は、直ちにその旨を球審に通告しなければならない。また、二人以上同時に交代する場合は、合わせて打順も明示しなければならない。(3.08a、3.06)
- 5【問】 攻守交代となったとき、通告なしに右翼手がAからBに代わっていた。攻撃側はその回の第1打者がフライでアウトになったところで抗議、通告なしで代わっていたのだから、今のアウトは無効だと主張した。どう処置したらよいか。
- 【答】 プレーは有効である。抗議は受け入れられない。(3.08a、b)
- 6【問】 1アウト満塁、打者は外野へ安打した。外野手は三塁走者に続き本塁へ走る二塁走者をアウトにしようと送球したが大きくそれて次打者席の近くでボールボーイに当たった。どう処置したらよいか。
- 【答】 ボールボーイを含み、競技場内に入ることを許されている人に当たったときは、その行為が故意でない限りボールインプレーで成り行きである。(3.15)
- 7【問】 観衆が物を投げて守備を妨害した。どう処置したらよいか。
- 【答】 妨害と同時にボールデッドとなる。審判員は、もし妨害がなかったらどのようになったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる。(3.16)
- 8【問】 野手がファウルフライを追って観客席に手を伸ばして捕ろうとしたとき、観衆が野手のグラブをたたいて妨害したので捕ることができなかった。観衆の妨害で打者はアウトではないか。
- 【答】 野手は危険を承知でプレイしているので、妨害とはならずファウルボールである。(2.15原注、3.16原注)
- 9【問】 前問で外野に打たれたフェアフライの場合は、どうなるのか。
- 【答】 観衆の妨害とはならずホームランである。(3.16原注)
- 10【問】 前問のような場合に、観衆が身体を競技場の方へ乗り出して、野手が競技場内で捕らえようとしている打球をはたき落とした。どう処置したらよいか。
- 【答】 観衆の妨害でボールデッドとなり、打者をアウトにする。(3.16付記、原注、2.44d)